血糖値が急上昇すると心筋梗塞や脳梗塞に繋がるリスクが高まる
血糖値を急上昇させないためには

テレビ番組などでも特集が組まれ、気になる方も増えていると思うのが「血糖値スパイク」です。
ちょっと聞きなれない言葉ではありましたが、「スパイク」と表現されている辺りも、危険なものだとイメージされやすいのではないでしょうか。
以前会社の健康診断の際、本来朝食を抜いて受診しなければならないところ「まぁ平気でしょ?」的なノリで受診したが為に血糖値が非常に高い値となってしまったことがあります。
後日「糖負荷検査」での再検査の結果、「食後過血糖」であることが分かりました。
糖負荷検査とは、甘いジュースの様なものを飲み30分おきに採血をしていくものです。
血糖値の上昇カーブを調べるのですが30分~1時間で血糖値が急上昇し始め、1時間30分辺りでピークに達すると言う状態でした。
血糖値スパイクとは、血糖値が急上昇することで血管が傷つきやすく、また詰まりやすくなることから心筋梗塞や脳梗塞に繋がるリスクが高まると言われてます。
食後過血糖と診断された私はスバリ、毎食後に血糖値スパイクの攻撃を受けていたことになるのです。
誤って朝食を食べて健康診断を受けたことが、逆に早く食後過血糖を知ることが出来て良かったのかもしれません。
病院からは、低血糖のリスクもあり得ると言うことから薬の処方はありませんでしたが、血糖値の急上昇を防ぐ為に、ネット上の情報などから3つのことを生活に取り入れています。
・血糖値を上昇させる糖の元となる炭水化物の取り方を工夫する
・同じメニューでも食べる順番を変える
・食後に軽い運動をする
全ての食事から炭水化物を抜くと言うのは、準備してくれる家族の負担や周囲の方と一緒に食べることが多い様な昼食などを考えるとなかなか難しいことではあります。
なので、夕食だけは必ず実践するようにします。
具体的には、白米やパスタなどの主食に代えて、お豆腐に置き換えてみることです。
お豆腐は、たんぱく質も多くカロリーも低いので、ダイエットにも繋がりると思います。
同じメニューの食事でも食べる順番を変えてあげることで、血糖値の急上昇を防ぐことが出来ます。
空腹の状態でいきなり白米やパスタなど炭水化物を食べてしまうと、「待ってました!」とばかりに最初に糖が吸収され一気に血糖値が上がってしまいます。
なので、最初はサラダなど野菜から食べるのが良いのだとか。サラダ→肉・魚料理→炭水化物の順番で食べることを心掛けています。
最後に白米だけと言うのが味気なければ、炊き込みご飯や混ぜご飯などに出来たら嬉しいですね。
最後は食後の軽い運動ですが、これは会社の昼休みに行っています。
本当に軽いウォーキング程度ですが、食後の時間を利用して会社の近くを15分~20分程度掛けてのウォーキングです。
食後30分以内に運動すると、糖の吸収が抑えられ血糖値の急上昇を防いでくれるそうです。
血糖値が急上昇してしまうことでの血糖値スパイクを緩やかなものにする為、あれもこれもは難しいですが、この3つくらいならと思い続けています。
【糖尿病体験談】血糖値が上がった時に足や手指の筋肉が頻繁に攣るのが辛い
47歳・男性・会社員の場合5年ほど前の会社の健康診断で、それまで何の指摘も受けたことがありませんでしたが初めて血糖値が高めであると指摘されました。
「まぁ一過性のものだろう」とたかを括って掛かり付けのクリニックで糖尿病の検査を受けました。
糖負荷検査と言う甘いジュースの様なものを飲み、30分おきに採血していく経験です。
すると、1時間後あたりから急激に血糖値が上がり続け、2時間~2時間半ほどでピーク値となっていました。2型糖尿病の1つで、食後に急激に血糖値が上がる「食後過血糖」と診断されました。
その半年ほど前から急激に体重が減った理由が、糖尿病から来たものだったのだと分かりました。
70kgだった体重が58kgにまで減り、筋肉もだいぶ細くなっていました。エネルギーとなる糖質を蓄えられないので筋肉のタンパク質や体脂肪をエネルギーとして使ってしまう為です。
体脂肪の減少は、意外なところにも影響しました。耳の奥の「耳管」と呼ばれる、圧力調整が必要な時に開いたり閉じたりする部分の回りの脂肪までなくなり、耳管が開きっ放しになる「耳管開放症」にもなりました。自分の声か響く「自声強調」の症状は辛いものでした。
また、最近特に頻繁に起こるようになったことが、足や手指の筋肉が攣ることです。
私の糖尿病の状況としては、まだ初期的症状ではありますが、食後に血糖値が上がり血管内に流れた糖が血液をドロドロにし、酸素が行き届きに難くなっているからだと思っています。
手指の方は、まさにピキーンッ!と攣って、在らぬ方向へ指が向いてしまったりするのですが足に関しては所謂「こむら返り」のような感じではなく血流が悪くなっているのを実感出来るように、ジワジワ筋肉が固くなっていく感じで動けなくなっていきます。
車の運転中になったりすると、車を一時停車させて休まなくてはならないので最悪です。
重度の糖尿病になれば、怖い合併症のリスクが高まることを考えれば、現在の症状位で収まってくれていれば良いと考えるべきなのでしょうか。
いずれにしても、血糖値を急激に上げない食事の仕方や運動など、良いと思われることを続けていきたいと思います。
→菊芋の効能はこちら
→血糖値が急上昇すると心筋梗塞や脳梗塞に繋がるリスクが高まる